「うちの子が結婚しないので」 [読書]
本屋さんで眺めていて、
タイトルが面白そうなので買ってみました。
垣谷美雨さんという方の本です。
タイトル通りの本です。
地方出身者の夫婦の一人娘が28歳になり
娘の行く末を思い、親婚活に乗り出す話です。
内容はリアルで切実なところもありますが、
抱腹絶倒、笑えるところがたくさんの楽しい本です。
この本の親と同年代の自分にとっては特に面白い。
未婚の子を持つ50代から70代の方は
一読の価値があるのでは。
親婚活では、最初は親同士の見合いなので、
相手の親と会ってスクリーニングをするわけですが、
双方いろいろな理由で、”断られた”、”断った”で
なかなかまとまらない。
親がどんな人なら許せる、とか見ていったらきりがない。
まあ、極論すると、自分たちと同じ価値観や金銭感覚を
持っている同年代の人はごく少ない、ということになります。
この話はハッピーエンドでおさまるが、
若いうちは相手の親なんか見ないで自分で決めてしまう
のが多いのではと思う。
後で、”あれれれ・・、こんな親だったのか・・” なんて
ことはたくさんあるのだろう。
三社祭に行く [お暇な方は・・]
今朝は早起きしたので、思い立って三社祭の浅草へ。
仲見世に来ると、ちょうど宮出しを終えたばかりの
神輿が仲見世に入ってきました。
仲見世の通路は狭いうえに朝から人がいっぱい。
屋根を支える柱の近くまで担ぎ手がきたりして超満員感。
神輿の後ろには、大勢の警官たちが手持ち無沙汰に歩いていました。
広い道路にでてからの警備をするのだろう。
別な神輿の担ぎ手は盛り上がっています。
神輿は当然、雷門前も通りました。
そして、神輿の鳳凰とスカイツリーのコラボレーション。
江戸の風情を醸し出す伝法院通の店の看板を眺めながら、
六区のあたりをふらついて帰路につきました。
ああ、高倉健さんの唐獅子牡丹を思い出しました。
♪幼なじみの観音様にゃ 俺の心はお見通し
・・
♪曲がりくねった、六区の風よ・・
朝早いにもかかわらず、外国人も含めて人がいっぱい。
しかも江戸情緒満載の雰囲気!
浅草は、江戸時代から観光地であることを再認識しました。
今日は暑くもなく、お祭りを満喫できました。
「蜜蜂と遠雷」 [読書]
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」。
一昨年だったかの直木賞と本屋大賞のW受賞で有名になった
本ですが、単行本は高いので文庫本が出るのを待っていました。
文庫本が出たので買いましたが、上下それぞれ730円+税で安くはない。
上下巻合わせて1000ページ近い、そこそこの長編小説です。
話は面白いのですが、ピアノコンクールの主演者が奏でる曲に
それぞれ形容することばがたくさん出てきます。
演奏する曲を聞いてそんなにイメージが湧くものだろうか。
音楽の経験やセンスのない自分には理解できない。
浜松で開催される国際ピアノコンクールを、恩田さんが何回も
実際に聞きに行って、雑誌に連載したとのこと。
「浜松国際ピアノコンクール」は、検索するとすぐに出てきます。
3年ごとに開催され、直近では2018年の審査結果がありました。
本線の入賞者の顔写真も載っていますが、みんな若き天才なのだろう。
2018年の審査員も載っていて、審査委員長は日本のきれいな女性です。
あまりコメントできませんが、美魔女風、です。
高島ちさ子さんとも近い美魔女かも・・。
この審査員には他に3人の女性審査委員がいますが、
比べるとダントツで美魔女です。
すみません、ちょっと脱線してしまいました。
浜松国際以外にもピアノコンクールはたくさんあり、ピアノ教室に
いたっては町のどこにでもあるという感じです。
それぞれのピアノ教室でも発表会やら、コンテストやら
上をみれば気が遠くなるようにレベルの高い人がいるのでしょう。
音大を出ても、コンサートをして食べていける人は
ほんのわずか、とかいう話もありますが、
ピアノ教室で食べている人も入れると、
ピアノ産業はすそ野は広いかも。
財津一郎の、「ピアノ売ってちょーだいー」
というCMが頭に浮かびます。
この本は7年にわたる雑誌の連載を単行本にしたとかで、
最初は赤字の出版だった、と編集者が後書きで書いていました。
ところが、直木賞と本屋大賞で恩田さんも幻冬舎も儲かったね。
母の日です [お暇な方は・・]
今日は母の日です。
今日の新聞を読んでいたら、こんな記事。
加藤登紀子さんがホントに書いたのかは知らないが、
笑ってしまいました。
そういえば、雑司ヶ谷と入谷にある鬼子母神。
「安産・子育の神様」になっています。
確かに、命を守ってくれるのが母です。
何にでも興味津々 [孫]
1歳を過ぎた孫は何にでも興味津々。
子供の日には、五月人形を見て・・、何だろう?
わかるわけがない。
そして今日はウェットティッシュを取り出して、床をゴシゴシ。
母親がやっていることをよく見ている。
ソファの下も、母親がやっている通り、
手を伸ばしてウェットティッシュで掃除しているらしい。
ホント、親は悪いことはできない。
「そんなことするよりも、こぼさないでくれー」、 by 母親
早朝の公園 [埼玉]
今日は憲法記念日ですが、何もすることがない。
朝早く目覚めたので、早朝の丸山公園へ。
もう、菜の花はおしまい。
野の花はきれいだ。
楓の緑もまぶしい。
バラの花も咲いています。
蓮の葉の水辺に、蓮の花が1つひょっこり。
これはエサを探しにきたサギかなあ?
春から初夏に衣替えしつつある公園でした。
「異類婚姻譚」 [読書]
マスコミが騒いでいるだけなのか、
それとも政府のたくらみなのか、
テレビをつければ、どこも令和狂騒曲一色。
令和で一番・・、マスコミの人間はバカではあるまいか。
テレビを消して、本を読む。
本谷有希子さんという方が書いた、「異類婚姻譚」。
3,4年前の芥川賞受賞作というのと、変わったタイトル
なので買ってみました。
なかなか難解な本でした。
なぜ、カタカナ名なのか、何を言いたいのか、よくわかりません。
人が人以外と結婚してしまう・・。
「異類婚姻譚」の他、「トモ子のバウムクーヘン」という
超短編もありましたが、これも凡人には理解不能・・。
気を取り直して、残りの連休を楽しもう。