父の帽子 [思い出]
この6月に父と母の三回忌を行った時に、実家から出てきた父の帽子。
国鉄に勤めていたので帽子は当然持っていたのだろうが、
父の国鉄の帽子姿の記憶は私にはない。
改札とか車掌とかの仕事であったら、当然かぶっていたのだろうが、
保線とかの業務だったからなのか、記憶にもないし写真もない。
この帽子の内側には父の名前のほか、昭和41年に貸与されたこと、
日本毛織が昭和40年に作ったと書いてあるタグがついていました。
まあ、貸与品ですから本来は返却すべきものだったのでしょうが、
当時は親方日の丸のせいなのか、そこらがいい加減で
実家の戸棚にしまいこんであったようです。
モノがいいからなのか、ほとんどかぶってないからなのかは
わかりませんが、型崩れもせず、しっかりとした状態で残っていました。
貸与されたのは昭和41年となってましたので、1966年ということになります。
当時、私は中学生でした。
確かその直後、常磐線も全線電化され、蒸気機関車がなくなったのです。
蒸気機関車が走っていた時代には、仕事から父が帰ってくると
通勤で乗っていた蒸気機関車のススの匂いがしたものです。
今となっては懐かしい、40数年前の思い出です。
2012-09-16 14:45
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