歴史の真実は・・? [お暇な方は・・]
「宇喜多の捨て嫁」を全部読んだら、木下さんの創作であるかもしれない
宇喜多直家の一生が描かれていました。
直家の幼少期から亡くなるまで。
仕物(暗殺とか)、謀略、裏切り、寝返り、毒盛りなどの手を使い、
主筋、親、子、兄弟も含めてその限りを尽くした。
これは、直家の出自、育ちに加えて、主筋にあたる浦上宗景の
影響が大きいかもしれない。
木下さんの創作かもしれないが、浦上宗景の直家に対するいじめ
みたいなものでそういう人生になったのか?
正攻法で攻めて多くの兵をなくすより、謀略を使い一兵も損することなく
敵の城を落としたり領地を拡大できる、という見方もあります。
戦国時代という名の通り、日本全国このような争いがあったのだろう。
百年くらい前までは、日本では首をとったとか、狼藉物や無礼者を
切り捨てたとか、腹を切る、なんてことが普通にあったことを考える
となんとも野蛮な国だったと思う。
いま残っている文献だって、後世の人が都合よく作成したに違いない。
最近でも、都合の悪いことが発生した時には、
書類を燃やすとかデータを消す、とか日本人のやることは
今も昔も変わらない。
戦時中の書類は燃やしたとか、シンゾーの桜を見る会の名簿は
残ってない、とか、不都合な事実は消されてしまう日本。
小川町で買ってきた和紙を使って玄関の照明フードを変更。
あまり変わらない・・、かな。
小川町へ行く [埼玉]
今日はヒマであっても、さすがに東京や繁華街へは行けないので
同じ県にある小川町の道の駅へ。
小川町は和紙のふるさと、と書いてあります。
野菜の直売場にに行ってもあまり残ってないので、和紙工房とやらを見学。
紙漉きの工程を見た後、
うちの玄関の照明のフードにしようと、小さな和紙を購入。
この障子紙フードよりも風情が出るかも。
始発・終点が多くなったという小川町駅。
コロナ移住や町の支援制度で若い人が増えたという。
TJ(東上?)ライナーで池袋まで約1時間とか。
駅そばの蕎麦屋さんで昼食。
そば定食。650円
密を避けての近場探訪でした。
孫と大宮公園へ [孫]
今日は朝から晴天。
娘から、大宮公園に行かない?との誘いあり。
もちろん二つ返事で、行くー、と。
桜も終わり、大宮公園は新緑の季節。
このおじいさんは関係ありません。
孫にとっては初めての乗り物体験。
そして広い公園内を走り回っていました。
どんぐりを拾ったり、タンポポの綿毛を吹いたり。
一緒に遊びました。
「宇喜多の捨て嫁」 [読書]
木下昌輝さんのデビュー作?「宇喜多の捨て嫁」。
この前読んだ「宇喜多の楽土」は、宇喜多秀家が主役だが、
今回は秀家の親 宇喜多直家の話。
7年近く前に ”道三は二人いた?”
https://stationtraintown.blog.ss-blog.jp/2014-06-07
にも書きましたが、戦国時代の三大梟雄の一人、宇喜多直家。
全部で6篇ありますが、まだ「宇喜多の捨て嫁」しか読んでいません。
木下さんは史実を調べ上げて書いたと思いますが、まあ読んで面白い。
だいぶ木下さんの創作によるところが多いのでは、と思ったりも
しますが、だいたい史実なんてものは誰かが書いたものを
写したりして残っている紙なので、だいたい怪しい、と思った方がいい。
坂本竜馬や海援隊を信奉する人が多いようですが、
彼らだって本当はどういう人だったかわかりません。
司馬遼太郎が書いた作品によって、彼らが英雄にまつりあげられたのではと思う。
明治維新だって、明治維新はすごいことをやった、と、
”官軍”が広めたに過ぎず、明治維新以来、第二次大戦終了まで
国の予算は主に戦争に使われていて、国民のために使われて
こなかった、という事実はあまり知られていない。
岩崎弥太郎だって、当時の政府に取り入って、賄賂し放題、
今でいうインサイダー取引は当然のようにやって儲けた。
三菱に限らず、旧財閥系企業がさくさんありますが、基本はみな同じ。
宇喜多直家だって、暗殺や政略結婚、裏切りなど悪評は多いが
本当はいい人だったかもしれない。
戦国のとき、備前や美作あたりは群雄割拠ならぬ中小藩乱立で
領地をとられた、殺された、裏切られたというところだったらしい。
こういうところだから血なまぐさいことが起きたに違いない。
比べ、相馬中村藩は伊達との小競り合いがあったくらいで、
関ヶ原不参加の懲罰も避け、幕末までの数百年侵略されることなく
済んだので相馬野馬追という軍事訓練が続けられたのかもしれない。
捨て嫁と言われながら、婚家の嫁になりきり、悲劇を起こしてしまう。
”捨て石”にちなんでつけられた ”捨て嫁”。
歴史小説は、面白い。
ゆけゆけ飛雄馬 [お暇な方は・・]
昨日に続き、楽譜作成。
今日は、巨人の星のテーマ曲、「ゆけゆけ飛雄馬」
50年以上前のテレビアニメ。
よく見たもんです。
こういう曲はギターで弾くのも簡単で、頭に残る。
ゲゲゲの鬼太郎の主題歌やムーンライト伝説も懐かしくていい。
暇を持て余して・・ [お暇な方は・・]
第164回芥川賞受賞作が載っている、文藝春秋3月特別号。
宇佐美りんさんという大学生が書いた、「推し、燃ゆ」。
年配の人間には読みにくい小説だと自分では思う。
文章についていけない、「推し」というのはアイドルなの?、
「チェキ」って何だっけ?
若者にはついていけなくなった、のかもしれない。
この「推し、燃ゆ」を推す選者が多かったのだろうが、
そうでない方もいたようだ。
気を取り直して、他の記事を読めば、半分くらいはコロナ関係。
コロナに辟易して、遊んでいるギター。
歌の本にない曲の譜面を作ろうとして探していたら、
NCH softwareのcrescendoというのを見つけてダウンロード。
無料で使えて、制限はあるものの、
♬などを置いていくだけで結構使えます。
書いた後に、何と、移調もできるし、自動演奏もできます。
といっても、素人の自分は買わないなあ。
これは作ってみた武田節の一部。
桜と菜の花 [公園]
明日は天気が崩れてくるというので、午前中は丸山公園へ。
蜜にはなっていませんが、やっぱり家族連れが多い。
桜もまだ残っていました。
雪柳と桜のコラボレーション。
これは定番、桜と菜の花。
いっぱい咲いている菜の花の匂いが一帯に充満しています。
公園の道々には水彩画を書いているオバサンが結構いました。
オジサンを見かけなかったのはなぜだろう?
「宇喜多の楽土」 [読書]
木下昌輝さんの「宇喜多の楽土」。
戦国大名の中でも、そこそこ大大名なのに歴史小説の中心人物としては
あまり書かれることはなかった(と思われる)宇喜多秀家の前半生を描いています。
そもそも関ヶ原で負けた西軍の評判は良くない(のが多い)。
毛利の坊主である政商安国寺恵瓊、大谷刑部、関ヶ原で寝返った小早川秀秋、
官吏のような石田三成、遠方の大大名の島津や毛利など。
話は、八郎と言われた若いころから、関ヶ原に敗れて八丈島島流しに
至るまでの過酷な前半生をなぞる。
父直家が目指したのかどうかわかりませんが、干拓して楽土を
作るというのがライフワークにできればよかったのだが。
時は戦国まっただ中、秀吉と毛利の間でどっちに付こうかという
朝鮮半島の某国のような立場、そして家中騒動。
そんなところでたどり着いた関ヶ原の合戦。
敗軍の将でも生きながらえ、30歳くらいで島流しとなる。
干拓した土地で米を作るのが宇喜多が目指した楽土なのか、
結果島流しになった八丈島での平和な暮らしが楽土なのか?
八丈島に限らず、日本の島には、敗戦になった人たちや
罪人として島送りになった人がたくさんいたのだろう。
そして今住んでいる人の祖先なのかもしれない。
血なまぐさいこともありますが、
日本の歴史のロマンを感じさせてくれます。
歴史はやっぱり面白い。