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「流転の海」 [読書]

宮本輝さんの「流転の海」。
流転の海.jpg

あまりの長編小説なので、二の足を踏んでいたのですが
時間はたっぷりあるので読み始めました。
これまで読んだ”最”長編小説は、山岡荘八さんが書いた
「徳川家康」 全26巻です。
もうかれこれ40年くらい前でしょうか。

「流転の海」第一部を読んだら面白い。
宮本さんの父親の自伝的な話のようですが、
すぐ話の中に引き込まれてしまいます。
戦後すぐの大阪の雰囲気、戦前の家族関係が色濃く残る
生活がひしひしと伝わってきます。
熊吾が乱暴性をもちながらも、先見の明ややさしさも兼ね備えて
いることで、戦後の世の中が興味深く描かれています。
宮本さんは自分よりも何歳か年上ですが、「泥の河」をはじめ
書いている時代が自分の小さかった頃と近い匂いのする本が多い。

さっそく第二部「地の星」を買ってきて読み始めました。


2022-09-30 11:30  nice!(0)  コメント(0) 

テレビ局に物申す [思うこと]

昨日も今日も、というか最近テレビは国葬の話題ばかり。
その関係の放送が始まると、すぐチャンネルを変えるかテレビを消します。

特にNHKとフジテレビ、日テレがくどい。
NHKは政府に忖度して、中継が長い。
フジサンケイグループと読売グループもそれに近い。

フジテレビのめざまし8は、国葬や安倍晋三関連に限らず
自殺事件や死亡事件があると、その話を延々と放送する。
自殺事件でさんざん煽って放送しておいて、最後には、命の電話は・・
と出てきます。これでは、マッチポンプそのものです。

NHKは政府に忖度した中継ばなりでなく、夜の7時のニュースは
政府によく乗っ取られています。
総理大臣のコメントなんか聞きたくない。
こうなったのは、キシダ、菅、安倍、とさかのぼると
NHK夜7時ニュースのジャックは、安倍の時代から始まったのかもしれない?

それと最近のテレビ局はどこも、効果音の使い過ぎ。
拍手を勝手に入れたり、ドカドカ音や、ぷーとか、
話題が変わる時にファーンとか、どの局もうるさい。
民報のCMの音量も大きいし、NHKも自局のCMもどきが多い。

BPOでもどこでもいいから、何とかしてくれー。

そんなテレビはやめて、公園にいって散歩。
公園ではコスモスが咲き始めて、秋らしくなってきました。
コスモス.JPG


2022-09-28 12:12  nice!(0)  コメント(0) 

南浦和に行く [埼玉]

思い立って、南浦和に行ってきました。

ここはずいぶん前に住んでいたところです。
引越してからも、南浦和駅は通勤途中だったり、乗り換え駅
だったりして、通過や乗り換えには使っていました。

駅の西口です。
南浦和駅.JPG

昔から変わらず、今風の駅ではありません。

駅を降りると、さいたま市のマンホール。
最近新しくなったの、かも。
マンホール.JPG

そして大きく目立つのは、丸広百貨店・・。
まるひろ.JPG

ところが、丸広はどのフロアにもなく、
ニトリやDAISOなどのテナントがいっぱい。
百貨店のフロアはないようです。
食品フロアはYAOKOとなっています。

上尾の丸広にも、ニトリやDAISO、埼玉りそなが
入っていますが、まだ丸広の衣料品や食品フロアは残っていますが、
時代には逆らえない・・、かも。

近くには、当時飯田百貨店といっていた、コモディ イイダ。
昔は、今から20年くらい前の”しまむら”と同じような、
おばさん向けの衣料品を売ってる田舎臭い店でした。

ところが、堅実な経営で生き残っているということでしょうか。
イイダ.JPG

東口に行っても、やはり古いままの駅舎。
京浜東北線と武蔵野線の乗り換え駅です。
東口.JPG

駅近くには、不二家がまだ残っていました。
フジヤ.JPG

この店も古くてパッとしない。

そして、当時お世話になった不動産屋さん。
不動産.JPG

自分にとって不動産屋のイメージは良くない。
今は良くなったのかもしれないが、
上から目線で、タバコ臭い、手数料に加えて敷金、
2年ごとに更新料を取られたり・・。


2022-09-23 16:32  nice!(0)  コメント(0) 

懐かしい映画 [思い出]

少し前にBS TBSで、「荒野の用心棒」の放送予定があり録画して観ました。
荒野の用心棒1.jpg

学生時代に見た映画だし、いやいや懐かしい。
クリントイーストウッドの出世作のマカロニウェスタン。
エンリオ・モリコーネの音楽もいい。
「七人の侍」のパクリでもいい。

学生時代、土曜は、古い名画の3本立て、オールナイト、
つまり、一晩中見てても、寝ていてもOk、
カネのない学生にはいいサービスでした。

ライフル銃を持つ相手数人を一人でやっつけてしまうなんて、
単なる殺し合いだし、どう考えてもおかしいが、カッコいい。
荒野の用心棒2.jpg

学生時代に見た映画のパンフレットは、捨てる前にスキャンしましたが、
その中に「夕陽のガンマン」がありました。
夕陽のガンマン.jpg

一緒にやっていたのは、「太陽が知っている」。
あの有名な「太陽がいっぱい」の後で出たアランドロンの映画の
ようですが、こちらは覚えていません。

そんな昔の映画のパンフレットを見ていたら、
「黒いオルフェ」がありました。
黒いオルフェ.jpg

ストーリーはすっかり忘れてしまったのですが、物悲しい音楽と
サンバのリズムは今でも忘れていません。

アマゾンプライムビデオでは無料で見れるので、観てみました。

タイトルは、「ORFEU NEGRO」
黒いオルフェ1.jpg
字幕版なので、発音を聞いたが、オルフェとは聞こえない。

リオのカーニバルの時の物悲しい若者の恋が描かれています。

オルフェがつま弾く主題歌がいい。
黒いオルフェ2.jpg


2022-09-16 22:30  nice!(0)  コメント(0) 

「ふるさと銀河線」 [読書]

高田郁さんの「ふるさと銀河線」
ふるさと銀河線.jpg

「あい 永遠に在り」を読んだというのもあって買った本。

短編小説がたくさんありますが、どれも線路にまつわる話。

特に、「返信」や「ふるさと銀河線」は陸別が舞台。
「あい 永遠に在り」を読んだ時もそうだったが、
むしょうに陸別に行きたくなってきました。
日本一寒い町として有名になったが、線路が廃線になったので
一番寒い時期にはなかなか行けないので、そこそこいい季節に行きたい。

この本は人生の応援歌です。


2022-09-13 11:30  nice!(0)  コメント(0) 

高輪ゲートウェイ駅 [駅]

先週だったか、用事で久しぶりに品川駅に行きました。

ついでに、まだ降りたことのなかった「高輪ゲートウェイ駅」で途中下車。

まだ新しい駅の出入り口です。
高輪ゲートウェイ.JPG

降りると、そこは工事真っ最中。
工事中.JPG

駅の中には無人コンビニと思しき店。
無人コンビニ.JPG

変えないとか、顔写真を撮られるとか、恥ずかしい
思いをするかもしれないので、ここでの買い物はパス。

そして品川駅へ。
今では港南口がメインになったが、昔はレトロな商店街でした。
高輪口は、再開発だとかで、
旧パシフィックホテルは取り壊しが始まっていました。
旧パシフィックホテル.JPG

パシフィックホテルは泊まったことはないが、何回か行きました。

そして昔行ったことがある、高輪口降りてすぐ左側のビルも
取り壊されて、もう何もない。
何て名前のビルだったっけ?
取り壊し.JPG

ここには昭和レトロの雰囲気がある飲み屋があったなあ。

時代とともに移りゆく高輪と品川の駅前でした。


2022-09-11 21:00  nice!(0)  コメント(0) 

「小隊」 [読書]

砂川文次さんが書いた、「小隊」
小隊.jpg

帯にもあるように、ロシア軍が北海道に侵攻してきた、
というストーリーの戦争小説だが、リアル過ぎる。
3つの短編が入っていますが、いずれも描写がうまい。

土や風や自然の音や匂い、車のアンテナだけが揺れている、とか
肉が吹き飛んだ時の匂いとか・・。
中東イラクでの傭兵たちの活動、
自衛隊幹部候補学校のトレーニングの様子なども、
経験がなければ書けない。

最近、元女性自衛官が自衛隊内でのセクハラを訴えたが、
パワハラも含め、そういうことが多い組織なのだろう。
上意下達、上官には逆らえない、組織は密室のようであることを
考えると、その根っこは深い。

「ハラスメントは基本的人権の侵害であり、また自衛隊の精強性を
揺るがす、決してあってはならないことであります」
という浜田防衛相の発言は軽過ぎ。
ハマコーだったらもっと乱暴なことを言っているような気がします。


2022-09-07 15:48  nice!(0)  コメント(0) 

「ブラックボックス」 [読書]

先日本屋さんで見つけた、砂川文次さんの「小隊」を
読んでいたら、ショックを受けました。

砂川さんは今年初めに、「ブラックボックス」で芥川賞を受賞し、
まだ文庫本は出ていないので、図書館で検索して借りてきました。
ブラックボックス.jpg

これもなかなかリアルな本で、コロナやSDGSなどの現代の話を交えて
バイク便(自転車)の配達者(メッセンジャーというらしい)の
仕事をしていて、ムショ暮らしになる・・。
文がリアルで、経験していないと書けないような内容。

そして文藝春秋6月号によれば、砂川さんはウクライナの傭兵募集に
問合せをした、と。
新聞にも載っていましたが、日本政府が日本からの傭兵は認めない、
となって、それはなくなったようですが、
砂川さんという人はそういう人なのかもしれません。

本屋で買った「小隊」に載っていた、「小隊」はロシアが北海道東部に侵略
する、といったストーリーで、ロシアのウクライナ侵略にヒントを得て
書いたのか、と勘違いするほど。
「小隊」は、ロシアの侵攻前に書いています。
「戦場のレビヤタン」も中東に行った傭兵Kがありありと描かれています。

浅田次郎さんも自衛隊経験がありますが、砂川さんは自衛隊の
幹部候補生学校出の下級幹部だったらしい。
書いた作品の文学的な価値はわかりませんが、いずれも衝撃的な
ことを書いている作家です。


2022-09-05 16:02  nice!(0)  コメント(0) 

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