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「ブラックボックス」 [読書]

先日本屋さんで見つけた、砂川文次さんの「小隊」を
読んでいたら、ショックを受けました。

砂川さんは今年初めに、「ブラックボックス」で芥川賞を受賞し、
まだ文庫本は出ていないので、図書館で検索して借りてきました。
ブラックボックス.jpg

これもなかなかリアルな本で、コロナやSDGSなどの現代の話を交えて
バイク便(自転車)の配達者(メッセンジャーというらしい)の
仕事をしていて、ムショ暮らしになる・・。
文がリアルで、経験していないと書けないような内容。

そして文藝春秋6月号によれば、砂川さんはウクライナの傭兵募集に
問合せをした、と。
新聞にも載っていましたが、日本政府が日本からの傭兵は認めない、
となって、それはなくなったようですが、
砂川さんという人はそういう人なのかもしれません。

本屋で買った「小隊」に載っていた、「小隊」はロシアが北海道東部に侵略
する、といったストーリーで、ロシアのウクライナ侵略にヒントを得て
書いたのか、と勘違いするほど。
「小隊」は、ロシアの侵攻前に書いています。
「戦場のレビヤタン」も中東に行った傭兵Kがありありと描かれています。

浅田次郎さんも自衛隊経験がありますが、砂川さんは自衛隊の
幹部候補生学校出の下級幹部だったらしい。
書いた作品の文学的な価値はわかりませんが、いずれも衝撃的な
ことを書いている作家です。


2022-09-05 16:02  nice!(0)  コメント(0) 

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