本を売る [お暇な方は・・]
読み終わって、たまってしまった文庫本。
家内が邪魔だというので、某大手のお店の買い取りに出しました。
ほとんどが文庫本ですが、単行本もちょっと。ダンボール箱3つで
150冊を超えましたが、買い取り金額は5,895円でした。
このお金でまた本が買えます。
文庫本で高く売れたのは、新しいのと映画化されたもの、とか。
話題になったキネマの神様や漁港の肉子ちゃん、など。
村上春樹さんの「女のいない男たち」や、水木しげるさんの漫画
「水木しげるの戦場」も比較的高く買い取ってもらいました。
「あきない世傳」のシリーズでも近年のものは100円でした。
垣谷美雨さんの本でも、「四十歳、未婚出産」は安いが
「老後の資金がありません」の方が高い。
需要によるものか。
本にはバーコードがついていて、大手の店はデータベースを
持っているので、店員の勘で買い取りの値段をつけているわけでは
ないこともわかりました。
安いけど、積んどいてもお金にはならないし。
昔、「本を貸すバカ」「返すバカ」というのがありました。
今は、インターネットあり、サブスクあり、コピーありの
時代なので、モノは持っていても役立つものではない。
これは、家の中に眠るモノすべてに言えます。
使ってない家電、CD、服、装飾品、金貨など、
自分が死んだら使えません、というか生きていても使いません。
そういうのは処分です。
いっぱい売ってきた文庫本で、売らなかったのは
宮本輝さんの「蛍川」、百田尚樹さんの「夢を売る男」、
小池真理子さんの「沈黙のひと」。
「蛍川」に入っている「泥の河」は昭和を感じる一冊だし、
「夢を売る男」は単純に面白いし、「沈黙のひと」も小池さんの
私小説のようで捨てられない。
国鉄「日中線」 [駅]
今朝も起きてNHKを見てたら、毎週日曜朝にやっている
「10分で巡る にっぽんの廃線」の、東北篇。
これは前にも見ましたが、福島県の国鉄「日中線」が出ていました。
私も乗ったことはありませんが、朝1本夕方2本の3往復だけの線。
駅員は、昼は草むしりと窓ふきをしてる、と。
日中に走らない「日中線」、だとか。
前に買った、1973年の時刻表を見ると、確かに3本。
この時刻表に、全列車=として変な、マーク。
これは何だろうと思い、時刻表の最初のページを見たら説明がありました。
蒸気機関車で引く列車、の蒸気機関車のマークかい。
そして、今日のNHKの「10分で巡る にっぽんの廃線」で
最後まで蒸気機関車が走っていた区間だと、言っていました。
蒸気機関車が一時なくなってから観光目的の運行を除いた
最後の定期列車ではないか?
1984年に廃止になったようですが、その前に行きたかった。
日中線の上には、国鉄会津線の時刻表があります。
当時は福島や仙台からのディーゼル急行が走っていたようです。
今は、野岩鉄道と東武鉄道につながっています。
「やばい文豪」 [読書]
板野博行さんという方が書いた、
眠れないほどおもしろい「やばい文豪」。
眠れなくなるほど面白くはないが、生前のエピソードというか
興味をそそるようなところだけ満載という本です。
太宰をはじめ、藤村、三島、川端康成、啄木、鴎外、
樋口一葉、谷崎潤一郎、朔太郎、正岡子規、菊池寛から
寺山修司に至るまで、有名どころがたくさん出てきます。
まとめると、小さい頃は神童で高学歴の人が多く、
カネ(極貧というのも含め)、オンナ(オトコ)、死、酒、薬物に
まつわる逸話がたくさん。
確かにハチャメチャ、時代が明治、大正、昭和だったから許された、
というのもあったでしょう。
こういうのは、作家だけでなく、世の中にはいろいろな人が
いた、というか、今でもいるということです。
AirPods PROのニセモノ [お暇な方は・・]
仕事で、某メディアの方からの依頼で
AppleのAirPods PROのホンモノとニセモノを借りました。
電気的な性能調査の目的で借りたのでですが、見かけは全く同じ。
どちらがホンモノかを聞いていたので私はわかりますが、
普通にネットとかで買ったらニセモノだったとしてもわかりません。
真贋は、S/N、文字、重さなどでも判別できますが
普通の素人ユーザには見分けられません。
他にもありますが、ここでは書けません。
ニセモノとわかったとしても、買った後です。
そういうのを、後の祭りといいます。
こういうのは、正規販売店から買うべきだと思います。
悪いやつがニセモノを安く仕入れて、本物より少し安い価格で売りに出したら
知らない人は買うだろうし、売ったやつの利益は大きい。
ポイントは、格段に安くするとニセモノとわかりますが、
ホンモノに近くて安い価格を設定している、ところです。
困った世の中です。
すべてとは言いませんが、ネットでの購入には注意しましょう。
さなえちゃん [お暇な方は・・]
夕方飲みながら、歌本を出してギターの練習をしていると
懐かしい歌が出てきました。
50年くらい前の歌、「さなえちゃん」
♬そうさいノートの うらびょうしに さなえちゃんが かいたの
いちにちじゅうかかって いっしょうけんめい かいたの でも
えんぴつでかいたから いつのまにか きえたの
そうさいノートのうらびょうしの さなえちゃんがきえたの
もうあえないのー もうあえないのー にどとーあえないのー
♬そうさいノートの さんぺーじに タローくんを かいたの
いちにちじゅうかかって いっしょうけんめい かいたの でも
あんまりかわいくないから にくらしいから けしたの
そうさいノートのさんぺーじの タロくんがきえたの
もうあえないのー もうあえないのー にどとーあえないのー
歌ってたら、酔っぱらってきました。
「妾屋の四季」 [読書]
初めて読んだ上田秀人さんの本「妾屋の四季」。
どうやら、上田さんが書いた「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズが
たくさん出ています。
話は痛快で面白い。
なるほど、妾屋は信用が大事な商売というのがわかります。
常陸の国相馬郡の百姓の娘が出てきたり、会津藩や会津屋とか、
弘前藩と南部藩は仲が悪い、とか、出てくる設定も面白いし、
吉原や娘を売る話など、山城屋は江戸の神田あたりの設定か。
最後の夏の章にいたっては、結末が見えるような罠の話。
そして、この本に出てくる「忘八」という言葉の意味を知りました。
検索するとすぐ出てきますが、
《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを
失った者の意から》郭(くるわ)通いをすること。また、その者。
転じて、遊女屋。また、その主人。
村八分の意味は知ってましたが、忘八の語源は知りませんでした。
日本語は歴史があり、豊富な表現があります。
妾屋という商売が本当にあったかどうか、わかりませんが
現代の風俗や一部の金持ちを想像すると、その手の怪しい紹介業は
昔からあったのではと思う。
この季節は、生落花生 [おいしいもの]
この季節になると、無性に生落花生を食べたくなります。
今日、三ノ輪橋のジョイフル三ノ輪商店街にある千葉県の
直売所に行ったら、もう撤退した模様でした。残念!
そこでネットで探したら、うちの近くの丸広百貨店に入っている
オーガニック・自然食品の店に売っていることがわかり
早速買ってきました。
少々小ぶりでしたが、40分塩茹でして完成。
ホクホクして、ビールのつまみに最高!
コロナで我慢ばっかりでなく、
季節の美味しいものは食べないと、生きていけませんね。
スカ首相 [思うこと]
ついに、スカ退陣との報道。
党内でどんな戦い、仕打ちがあったかはわからない。
真面目な人かとも思うが、
部下にはどなって、言うことを聞かない部下は左遷する。
なんとも変な人だ。
「丁寧に説明する」と言ってるのに、
最後まで、面と向かって説明はしない。
ほんのちょっと前まで、「総裁選に出るのは時期が来れば当然のこと・・」
と言ってたのに、突然やめた、と。
痔眠党内にはもっと悪い奴がいそうだが・・。
スカでは選挙に勝てない、という輩が暗躍したのかもしれない。
そして、「コロナ対策に専念する」って、
1年間やってきてダメだった人が、残り1か月で何ができるの?
ともかく、次の総理にはきちんと説明のできる人がなって欲しい。
「あきない世傳 金と銀」 風待ち篇 [読書]
予定通り、8月に発刊された高田郁さんの
「あきない世傳 金と銀 風待ち篇」
もう11巻目。
江戸の大火や木綿不足にもめげず、火の用心の拍子木のデザインが
入った浴衣や、相撲取りの名前入り浴衣など、
新しいアイデアで広げていく太物商売は順調だ。
それにしても、高田さんの江戸の町の季節季節の描写は素晴らしい。
まるで江戸の町にワープしたよう。
この連作はいつまで続くのだろう。
幸の年齢からすると、20巻くらいはいきそう、かな?