桶川飛行学校ものがたり 其の参 [埼玉]
1月11日に行った、旧陸軍桶川飛行学校の続き。
聞いた話の中で、「このあたり(桶川飛行学校があったところ)は
大宮台地で少し高くなっている」というお話がありました。
そういえば、すぐ近くの荒川からは少し硬くなっていると思い、
帰ってから国土地理院の地図を眺めてみました。
国土地理院の地図はすばらしい!
高低差地図で詳細に高低差が色で表されていて、
しかも地名なども重ね書きできます。
桶川の元飛行場あたりの地図がこれです。
中央にある若宮とあるあたりの左側が飛行学校があったところです。
その左側を流れているのが荒川です。
国土地理院の地図は、以下にあります。
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/?z=5#z=5&zoom=11&lat=35.66783&lon=139.7881&layers=BTTTF
左側の色別標高図にチェックを入れると、標高図になります。
その下の透過率を変えると地名をオーバーラップさせることができます。
優れているのは、その地図で右クリックするとその場所の
緯度経度と標高などが出てきます。
また別な地図もリンクしています。
少し前に、活断層の地図を国土地理院が作ったと何かの報道に
ありましたが、確かにそれも見えます。
これらの情報で、自分の住んでいるところが、地震や水害に遭う
危険性がどのくらいあるのかが、自分勝手にですが推測できます。
ちなみに東京を見てみました。
これが高低差地図。
江戸城を築城した時に作ったと思われる内堀外堀、
神田川の洪水から江戸の町を守るために本郷台地を削って
作った現在の聖橋あたりの神田川もよく見えます。
上野の山もよくわかります。
地名を入れるとこうなります。
こうやって見ると、その昔江戸の川といえば、
神田川と目黒川であるのがわかります。
そして、この地図の北の方には、京浜東北線が台地の際に沿って
作られたのがわかります。
むかし荒川だった隅田川をバイパスさせるための工事でできた、
現荒川放水路も見えます。
荒川放水路の左側には海抜0m以下の地帯があります。
大雨や台風の時には大丈夫かなあ。なんて思ってしまいます。
おヒマな方はこの地図を眺めて下さい。
いろいろなことがわかりますよ。
だいぶ話がそれてしまったので、今回はここらでおしまい。
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