ああ、熊本城 [思い出]
地震で熊本が大変なことになっています。
また昨日から震源が大分寄りになってきて、
私の友達がいる湯布院でも大きな揺れに襲われ、とても心配しています。
手伝いにも行けないし、ただただ心配することしかできません。
早く地震がおさまり、インフラが復旧し、復興することを祈っています。
地震後、テレビでは熊本城を撮影したのがよく出てきます。
屋根瓦や鯱がなくなった天守閣、崩れた石垣など。
これは何年か前に行った時の熊本城。
とてもきれいです。
少し前に放送していたブラタモリでやっていた、外に突き出た厠は
左の天守の右下に見える部分だったような気がしますが・・。
突き出た厠でも、汚物が下に落下するわけではありません、よ。
(ブラタモリを見てない方への説明です)
横に回ると、有名な武者返しと呼ばれる、
上にいくに従って急勾配になっている石垣。
これも清正が、南にいる島津を恐れて作ったのだろうか。
地震で瓦とともに落ちてしまった鯱が、天守閣の上に鎮座していました。
ヒマなので、追加します。
昨日NHKで、14日夜の地震がM(マグニチュード)6.5で、
16日の地震がM7.3で阪神淡路地震相当で、16倍違うと言っていました。
前にもブログに書きましたが、地震のエネルギーEとマグニチュードMは
以下の式によって計算されます。
Log10E=4.8+1.5xM
Logの後の10は小さく書く常用対数です。
計算すると、M6.5では、
E=3.55x10^14
M7.3では、
E=5.62x10^15
10^14は、10の14乗で、100,000,000,000,000
10^15は、10の15乗で、1000,000,000,000,000
大きさの比は、56.2/3.55=15.8となります。
従って、4/14よりも4/16の地震の方が
15.8倍のエネルギー分に相当する断層が動いたということになります。
今回も、「80年生きてきたけどこんなのは初めてだ」と言っていた
年寄りがいたが、災害があるといつも出てくるコメントです。
熊本城は築城400年かもしれないが、自然現象である地震は
1000年や1万年単位やそれ以上で動いたりするのです。
「阪神淡路地区は、先の震災でエネルギーが放出したので
あと2000年は大丈夫」と言っていたコメンテータがいました。
これもどうかなとは思うが、2000年も生きる人はいないし、
検証や批判できる人もいないから、言ったもの勝ちか?
やれやれ、自然にはかなわない。
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