「神様の力」 [読書]
夏川草介さんという方が書いた、「神様の力」。
医師でもあり、作家でもある夏川さん。
普通の医者ではない。
信州の病院を舞台に、話は進む。
たぶん自分の経験や思いを綴ったのだろう。
主人公、栗原一止はたぶん書いた本人だ。
「一止」の名前も面白い。
人生とは何か、とかが医師だからわかるような小説です。
中でも、「寺の山門で、仏師が仁王を彫る話である」のくだりは
説得力があります。「無造作にノミを使い・・、たちまち鼻が浮かび上がる・・」
こういう話が、「人生とは?」につなげられるのがすごい。
そもそも、小さい頃に読んだそういう話を覚えているのも。
最後の章の、安曇さんの話には泣かされます。
生きることを考えさせられるし、元気も出てくる本です。
是非、お読みあれ!
2017-11-03 21:44
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