「青が散る」 [読書]
宮本輝さんの、「青が散る」。
タイトルが何で「青が散る」なのかはわかりませんが、
団塊の世代の宮本輝さんの書いた本は、
自分の世代に近くて共感を覚えます。
主人公 椎名燎平の大学4年間の生活の話ですが、
当時の学生が若い頃にしたことや思っていたことは
燎平と似たり寄ったりかもしれない。
若い頃はいろいろな過ちを犯しますが、
そうとは気づかなかったり、後で後悔したり。
年をとった今でも間違いはしますが、
今考えると昔やってきたことは、ドキドキものがあります。
あの時、こうしてたら、とか、あれがああなってたら、
自分はいまどうなっているんだろう、と思ったり。
感動したり、涙する本ではありませんが、
同年代の人にとっては、勉強しなかった自分や
女性の話、喫茶店、いろいろな友人など・・、と
ホントに、ほろ苦い昔を思い出させてくれます。
2019-07-06 13:44
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