ブルートゥース汚染かも・・ [思うこと]
ブルートゥース規格ができて久しい。
少し前、厚労省がコロナ接触アプリ ”ココア” に採用したが
その使用率はまだ14%とかで、想定したところに遠く及ばないらしい。
自分のスマホにも入れたが、ブルートゥース(BT)を切ったり、
位置情報をOFFにすると、ココアから警告が出ます。
ということは、ココアをまじめに使っている人は、
”BTを使っていて、位置情報も出している” ことになります。
BTは、周波数ホッピングという技術を使って、WiFiもある
2.4GHz帯の空いている周波数の場所を使って通信します。
下は、スペクトラム・アナライザという電気計測器を使ってBTの
波形(周波数での)を表示したものです。
櫛状に尖って見えるのがBTの波形になります。
ホッピングという常に移動する通信なので、上記の画面のように
常にたくさんの周波数(チャンネル)が出っぱなしというわけではありません。
上記の波形は音楽や動画の音を聞く時に使うペアリングしての通信の波形です。
ココアは、1m以内に15分いた場合に、相手のBTのアドレスを記録して
いく仕組みらしいが、BTは1分ごとに1回スキャン(相手探し)をして
いるのか、5分に1回なのかわからない。
ココアを使っていても、それほどバッテリが消耗しないので
5分に1回くらいスキャンして、同じのを3回検出したら記録、
とかってしているのかもしれない。(推測だけの話ですが)
そして、これは普通のBT接続(ペアリング)はしないで、
アドバタイジング・チャンネルを使って相手探しをしている、という話です。
少し専門的な話になりますが、最近のBLE(Bluetooth Low Energy)では
40チャンネルの中の特定の3チャンネル(アドバタイジング・チャンネル)
を使って、スマートウォッチなどのBLEペリフェラルデバイスが
スマホなどのセントラルに”自分はここにいるよー”、と主張するのに
使われているものです。こういうそもそもの動作を邪魔しないで、
接触した人のスマホのBTアドレスを記入していく仕組みのようです。
話はそれてしまいましたが、スマホを持っている人の14%の人が
ココアを搭載して、BTでやり取りしているかと思うと、間歇的な通信でも
通勤電車の中は相当の電波状態(WiFiもあるし)であることが予想されます。
国民全体では14%であっても、東京近郊の通勤電車でほ
ほとんどの人がスマホみているので、ココアの使用率も高いのでしょう。
うちには、BT内蔵のウォークマンが2つ、BTスピーカが2つ、
スマホが2つ、iPadが2つ、BTイヤホンが1つ、車に乗れば、BT音楽、
BT電話があり、同時に使うことはあまりありませんが、電車だけでなく
自宅内でも電波に汚染されている環境に住んでいます。
BTの電波は微弱なので健康に影響はないと思いますが、
たまには、電波のない竹林でも行って、マイナスイオンをたくさん吸い、
リフレッシュすることが人間には必要かもしれません。
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