「慶喜の本心」 [読書]
植松三十里さんという方が書いた、「慶喜の本心」。
作者の名前も見ずに買ったのだが、名前は「みどり」さんと読む女性でした。
慶喜を書いた本はたくさんあるのかもしれないが、
なかなかわかりやすく書いていて、幕末の頃の自分の頭の整理になりました。
NHKの「青天を衝け」は見ていませんが、渋沢栄一も出てきます。
水戸家に生まれ、子供のころから殿様の家の生活、万事に器用だったこと、
一橋家に養子にいき、将軍に推挙されて断りながら幕末の時代に流され
将軍となり、大政奉還、江戸開城の怒涛の青年時代を過ごす。
江戸での蟄居の後、水戸に移り、駿府で長く過ごした後、巣鴨に移り住んだ
という数奇な人生が描かれています。
植松三十里さんがどういう方かわかりませんが、いろいろ文献を調べて
書いたのだろう。この本の内容が真実かどうかはわかりませんが、
海外からの侵略や日本国内の大きな内乱を防いだ、という意味では
「腰抜け将軍」ではなかったのかもしれない。
戊辰戦争はとても残念だったが、日本に香港やマカオのような場所ができなかった
ことや、東西ドイツや朝鮮半島のようにならなかったのは幸いと言うべきか。
敵前逃亡とか二心殿と言われたり、悪く評価する人もいますが、
13,14代と続いた病気持ちの能無し将軍に比べれば、有能な人です。
スカ総理は、早く大政奉還をして隠居して、若い人に任せて欲しい。
昔だったら、とっくに隠居ジジイです。
2021-08-21 11:44
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