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「ブラックボックス」 [読書]

先日本屋さんで見つけた、砂川文次さんの「小隊」を
読んでいたら、ショックを受けました。

砂川さんは今年初めに、「ブラックボックス」で芥川賞を受賞し、
まだ文庫本は出ていないので、図書館で検索して借りてきました。
ブラックボックス.jpg

これもなかなかリアルな本で、コロナやSDGSなどの現代の話を交えて
バイク便(自転車)の配達者(メッセンジャーというらしい)の
仕事をしていて、ムショ暮らしになる・・。
文がリアルで、経験していないと書けないような内容。

そして文藝春秋6月号によれば、砂川さんはウクライナの傭兵募集に
問合せをした、と。
新聞にも載っていましたが、日本政府が日本からの傭兵は認めない、
となって、それはなくなったようですが、
砂川さんという人はそういう人なのかもしれません。

本屋で買った「小隊」に載っていた、「小隊」はロシアが北海道東部に侵略
する、といったストーリーで、ロシアのウクライナ侵略にヒントを得て
書いたのか、と勘違いするほど。
「小隊」は、ロシアの侵攻前に書いています。
「戦場のレビヤタン」も中東に行った傭兵Kがありありと描かれています。

浅田次郎さんも自衛隊経験がありますが、砂川さんは自衛隊の
幹部候補生学校出の下級幹部だったらしい。
書いた作品の文学的な価値はわかりませんが、いずれも衝撃的な
ことを書いている作家です。


2022-09-05 16:02  nice!(0)  コメント(0) 

「あきない世傳 金と銀」大海篇 [読書]

2月と8月に刊行される「あきない世傳 金と銀」の続篇。
続篇というか、今回が最終巻になっていました。
大海篇.jpg

このシリーズは、2017年の2月に1巻目と2巻目を買ってから
半年ごとに買って、5年半にわたって読みました。

毎回のように、いろんな試練が訪れても前進していく。

前に出てきた江戸小紋染めや太物商売など、
見知らぬ世界を教えてくれます。

今回は、王子茶という色や沽券状というものが出てきて、
見知らぬ世界を教えてくれました。
「沽券にかかわる」はここからきているのか。

この本は、読者を江戸時代の中期にいざなってくれます。

今回が最終巻ですが、
特別篇の刊行を考えているとのことで楽しみです。


2022-08-28 10:59  nice!(0)  コメント(0) 

「わかって下さい」と「この胸の・・」 [お暇な方は・・]

さっきギターの練習をしていて、因幡晃の「わかって下さい」を
弾いて歌っていたら、似ている曲があるなあ、って思い
しばらく考えていたら、これでした。

プレスリーやダスティ・スプリングフィールドが歌っていた
「この胸のときめきを」 You Don't Have To Say You Love Me でした。
わかって下さい.jpg

最初の小節の休符の入れ方、出だしの歌い方、など何となく似ている。
後半は違う曲になっています。

因幡晃が盗作したとは思えないが、影響は受けているかも。

プレスリーもいいが、個人的には
ダスティ・スプリングフィールドの切ない歌い方が好きだ。


2022-08-27 20:41  nice!(0)  コメント(0) 

乳頭温泉 [旅行]

昨日の続きですが、電車トラブルで遅れたため、
予定していた田沢湖立ち寄りは省略、バスの車窓からの田沢湖。
田沢湖.JPG

この日の宿は乳頭温泉。
飾り気のない、秘湯とも言うべき温泉でした。
雨が降ってても露天風呂はいい。
乳頭温泉.JPG

翌日は角館へ。
風情のある角館の街並みを歩き、武家屋敷を見学。
角館.JPG

そして昼食は、秋田名物”稲庭うどん”の定食。
ビールもしっかり飲みました。
稲庭うどん.JPG

到着した初日には、比内地鶏の高級親子丼ときりたんぽ鍋という
秋田の食を満喫し、青森と秋田の温泉を堪能することができた旅でした。


2022-08-21 20:32  nice!(0)  コメント(0) 

黄金崎不老ふ死温泉 [旅行]

ずいぶん早く猛暑日が始まった今年の6月下旬に行った北東北。

コロナがちょっと収まったこの時期しかないと思い、
青森と秋田の秘湯に行くことになりました。
まずは、一度は行きたいと思っていた黄金崎不老ふ死温泉。

秋田駅まで新幹線で行き、リゾートしらかみに乗り換え、不老ふ死温泉へ。

窓越しですが、途中の海岸線はとてもきれい。
海岸線.JPG

ウェスパ椿山駅に着き、迎えのバスで不老ふ死温泉に到着。

夕陽には出会えませんでしたが、海岸近くの露天風呂は最高でした。
不老ふ死温泉.JPG

翌日は、雨の中、JR深浦駅まで送りのバスで行き、
東能代行の列車に乗ったのはいいが、雨は強まるばかり。
途中駅で、列車は1時間くらい止まってしまい、
先の線路が冠水したとかで、運転打ち切りに。

能代から迎えのバスが来るまで、さらに1時間くらい電車の中に閉じ込め。

バスが来たので、線路をまたぎ、ちょっと坂を上ってバスに乗車。
五能線.JPG

バスは雨のあがった海岸線を通り東能代駅まで。
海岸線2.JPG

行動するといろいろなことに巻き込まれることがあります。
これも忘れられない旅の思い出になりました。


2022-08-20 22:43  nice!(0)  コメント(0) 

「あい」永遠に在り [読書]

高田郁さんの、「あきない世傳 金と銀」がまだ出ないので
棚を見ていたら、高田郁「あい 永遠に在り」という本がありました。
あい.jpg

あい裏.jpg

読んでみたら面白い。
幕末から明治にわたって医師になった関寛斎の妻あいの話であった。

山桃の木をモチーフとして、あいに重ね合わせる。
プロローグで出てくる山桃と、最終節であいが山桃の木になって
寛斎に抱かれる、というよくできた設定。
食べるのもやっとという時代に苦労の連続や、娘たちを亡くすにも
かかわらず、小さな幸せをみつけて前を向く。

実在した関寛斎という蘭方医師の妻のことが書いてある資料は
少ない、ということだが、いろいろ調査したり、想像で作ったり
してできた本のようですが、すばらしい。

銚子のヤマサ醤油の濱口梧陵の話もいい。
稲むらの火で津波から人々を救った話、
事業で儲けた財を医療などに還元しようとした志、
など、改めて調べてみるとよくわかります。
誰とは書きませんが、日本にもネット商売などで莫大な利益を
得た現代の成金が、少しでも世の中に役に立つような
支援や社会還元をすることはないのだろうか。

戊辰戦争での医療で活躍しても、財や名誉には目もくれない。
寛斎とあいは、老後に子や孫の世話になる道を選ばず、
北海道の開拓の道を選び、半ばで果てる。
日本で最低気温を記録することで有名になった陸別町のHPの
歴史として関寛斎のことが書かれてあり、
街の唯一の医療機関として、関寛斎診療所があるとも書いてあります。

気になったので、山桃をインターネットで調べてみたら
花言葉は「ただ一人を愛す」「一途」。
そういうことで、高田さんは山桃を登場させていたのか・・。
読まないとわかりませんが、史実に想像を加えてできた
本当に良くできた本です。


2022-08-14 14:38  nice!(0)  コメント(0) 

MARGARITA [思い出]

古いものを処分していたら、40年くらい前に米国に出張した時の
パンフレットやらが出てきて、その中にメモがありました。

それはMARGARITAのつくり方。
how to.jpg

飲み屋に行って一緒に飲んだのか、招待された家で飲んだのか
すっかり忘れてしまったのですが、たぶん飲んだあと、私が
「作り方を教えて」と聞いたら、書いてくれたものと思います。

テキーラと2/3のコアントロー(cointreau)にレモンジュース。

テキーラはともかく、コアントローなんて売っているのかわからない。
うちにはシェーカーもないし・・。
ということで、イオンに行って出来合いのMARGARITAを買ってきました。
margarita.jpg

さて飲もうかと思ったら、家にあったはずのカクテルグラスがない。
妻に捨てられた、ようだ・・。
あちこちの店を探しても見当たらず、近くのロフトには、シェイカーや
カクテルの計量カップまであったのに、カクテルグラスは売ってなかった。
結局、イオンの酒売り場に1個だけあるのを見つけ、即買ってきました。

そしてカクテルグラスのまわりに塩をつけて完成。
グラス.jpg

買ってきたMARGARITAが甘いのか、塩をなめながらでないと
飲めないが、40年前を想い出し、久しぶりのMARGARITAでした。


2022-08-06 17:27  nice!(0)  コメント(0) 

1988年に旅する [電車]

図書館に行って眺めていたら、1988年の時刻表 完全復刻版
というのを見つけ、借りてきました。

1988年と言えば、青函連絡船がなくなり青函トンネルが
できた年であると表紙に書いてあります。
復刻版.jpg

もう34年も経ちますね。

時刻表を見てみると、

懐かしのL特急
常磐線.jpg

夜行特急や急行には懐かしい名前がいっぱい。
高崎線.jpg

奥羽本線.jpg

愛称がついた特急は、今の新幹線より風情がありました。

シュプール号やら、夜行スキー列車が全盛だった頃かもしれません。

この頃、東海道新幹線に、”のぞみ号”はありませんでした。

別なところには、オレンジカードのページも。
オレンジカード.jpg

オレンジカード、もう持ってないけど、これも使ったなあ。
この頃には、自動改札になっていたんだろう。
ああ、懐かしい!


2022-07-31 21:04  nice!(0)  コメント(0) 

「80歳の壁」 [読書]

テレビや新聞にも出てましたが、和田秀樹さんという方が書いた
「80歳の壁」

妻が読みたいというので買いにいったが、隣に並んでいた
「70歳が老化の分かれ道」というのも次いで買い。
80歳の壁.jpg

「80歳の壁」は、
・老いの現実を受け入れていく
・高齢になれば、ガンや認知症は誰でもかかる
・80歳になったらガンの手術はしない
・健康診断の数値に一喜一憂しない
・好きなものを食べて、好きなことをしていく
・肉を食べる、車の運転は続ける
・自分のお金は使う
といったところで、

「70歳が老化の分かれ道」は、
・70代のうちは老化を遅らせるために活動する
・何事も引退しない
(今やっていること、できることをやめない)
・男性ホルモンは大事
・血圧や血糖値の値を気にしない
など、「80歳の壁」と重複するところもありますが
概ね、共感できる内容です。

どちらかの本に、人間の体の細胞は新陳代謝だかで
日々新しくなっているが、唯一古い細胞のままでいるのが
脳の細胞、と書いてありました。
壊れたらそのままということか、なるほど納得。

いずれも、勉強になりました。


2022-07-25 12:04  nice!(0)  コメント(0) 

道の駅 ”しょうなん” [お暇な方は・・]

先日NHKを見ていたら、道の駅 しょうなん から中継だと。
湘南とは違うのかと思って見ていたら、千葉県にあると。

というわけで、国道16号をひたすら走り、行ってみました。

道の駅の北側には、手賀沼が見えます。
しょうなん2.JPG

「しょうなん」は、手賀沼の沼南。

直売場には、新鮮な野菜たちがたくさん。
しょうなん.JPG

朝採り枝豆やかぼちゃなどの他、
まだ売っているとは思ってなかった生落花生があったので買ってきました。
”おおまさり” かどうかはわかりませんが、やや小ぶりの柏産の落花生、
やっぱりうまい。帰ってきて、枝豆も一緒にビールのおともでした。
まめ.JPG


2022-07-23 20:32  nice!(0)  コメント(0) 

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