終戦記念日です [思うこと]
今日は8月15日、終戦記念日です。
思うことはいろいろありますが、昭和の歴史を紐解いていくと
いろいろなことが見えてきます。
国の領土は、それまでの歴史、時代背景、当時の列強各国との力関係、
戦争の結果、などに影響されています。
現代の国々も、18~20世紀頃の欧米各国による植民地獲得の結果だったり、
人が住んでない島を先に発見して領土宣言をしたとか、戦争に負けて
領土を割譲した、などのさまざまな要因があって成り立っているのです。
この季節になると、近隣国では日本の批判に躍起であるようですが、
その当時起きた事象だけで論じることはできないのです。
どうなって現在の国境や領土が決まったかは、歴史的にみなければいけません。
とある雑誌に昭和初期のアジアの地図が載っていました。
これは昭和初期のものですが、アジアについても
欧米列強のアジア進出を抜きには語ることができません。
上の地図にもイギリス、アメリカ、オランダなどの国の領地であることが
書かれてますが、他にもフランスやポルトガル、ドイツの領地もあります。
香港、マカオが、イギリス、ポルトガルから返還されたのはつい最近のことです。
植民地はアジアだけでなく、アメリカだって植民地になりかけたし、
アフリカ、南米に至っては植民地になってないところを探すのが難しいくらいです。
ブラジルではなぜポルトガル語を話すか、南アフリカのアパルトヘイト、
フランスがなぜ南太平洋で核実験ができたか、・・など
欧米列強の植民地政策の影響は現在でも残っているわけです。
私は歴史の専門家ではありませんので、これ以上書くのはやめますが
近代史を眺めるのは面白いのです。
NHKの今年の大河ドラマ、「平清盛」は低視聴率にあえいでいるようですが、
戦国時代モノ、幕末から明治維新ばかりに頼るのではなく、
日清戦争、日露戦争を経て昭和初期から第二次大戦までの「近代」に
まつわるドラマを作れば、視聴率は上がるに違いありません。
ただ、NHKじゃ海外からの批判がこわくて、作れないかも・・。
コメント 0