母の言葉 その2 [思い出]
やはり小さかった頃、夕方遅くまで遊んでたりすると、
母に、「南京袋に入れられて、連れていかれるよ」というのがありました。
実際何と言ってたのかは忘れてしまいましたが、
口を布のようなものでふさがれて、眠らされ(クロロホルムのようなものか?)、
南京袋に入れられて、どこかに持っていかれるよ」
といったようなことだと記憶しています。
実家は海までは遠くはありませんが、「船に乗せられて連れていかれる」
という話までは聞かなかった、ような。
北朝鮮による拉致は1970年代から始まったと、外務省が
説明しているようなので、1950~1960年代には
拉致はまだなかったということなのでしょうか。
この外務省の地図によれば、拉致された場所は日本海側が
多いのですが、宮崎や鹿児島、そしてヨーロッパもあります。
最近のように、日本海側に北朝鮮から船でやってくる
というのではなく、昔は(今もかもしれないが)北朝鮮の
工作員やスパイは日本全国にいたということかもしれない。
なぜ母が、”拉致する現場”のような話をしていたのか、よくわかりません。
当時は田舎でも、子供に対する戒めとしてそのような話が
一般的に言われていたのか、新聞やラジオで言われていたのか。
それも、もう聞くことはできません。
2020-08-16 12:16
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