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母の言葉 その1 [思い出]

渡哲也さんが肺炎で亡くなったとの突然のニュースがありました。

また、最近はずっと新型コロナ肺炎の報道がしきりというのもあって
昔の母の言葉を思い出しました。

自分は小さい頃、よく風邪をひいてました。
風邪が少し良くなって布団から抜け出していたりすると
母に、「そんなことをしてると肺炎になるよ!」 と怒られました。

「風邪をこじらせると肺炎になるぞ」、ということだったのでしょうが、
当時は現在のように医学も発展しなかったので、
肺炎はこわい病気だったのでしょう。

自分が小さい頃、よく風邪をひいて、母に町のお医者さんに連れて
いってもらいました。母に背負われて行った消毒薬の匂いのするxxx醫院、
冬は火鉢しかない待合室、注射がいやで泣いたり、逃げ回ったこと、
薬は三角にただんだ袋に入れた苦い粉薬、そして帰りのバスに乗って
また酔ってしまったり、まあいい思い出はありません。
家に帰ると寝ているしかなく、水枕のゴムの匂い、
そして今の安倍のマスクと同じガーゼのマスクの匂いが今でも思い出されます。

母は息子が心配で、しょっちゅう連れてってくれました。
暑くても、雨が降っても、雪が積もった夜中でも
父と一緒に自転車に乗って。
母の子に対する愛情は、今も昔も変わりません・・。

その母も、10年前に誤嚥性肺炎で亡くなりました。
当時も今も、肺炎は命を落とすような怖い病気なのです。

今年はお墓参りに行けませんが、そんなことを想い出したお盆です。
蓮の花.JPG


2020-08-15 21:28  nice!(0)  コメント(0) 

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