「日本の『運命』について語ろう」 [読書]
浅田次郎さんエッセイ、「日本の『運命』について語ろう」。
エッセイじゃなくて、講演で語ったのを書き起こした、と書いてあります。
いろいろなことが書いてありますが、日本人は近代・現代を
知らな過ぎる、教育されてこなかった、ということ。
かの中韓では徹底的に教育しているのに対して、
確かに日本では明治以降の日本史を学校で教えてない。
日本史が選択科目になっているのも問題かも。
それはさておき、これを読んで気付いたこと。
・鎌倉、室町、江戸時代の幕府成立は、今でいうクーデターだった
・明治維新で警察官になったのが武士だったから、伝統的に
警察は剣道が強い(今でも)
・戦時に満州で組織された「関東軍」の関東の意味
・あの榎本武揚が、ロシアと外交交渉して(戦果ではなく)
アリューシャン列島をすべて日本のものとした
・江戸の北町奉行所と南町奉行所は月番制だった
・列強が世界各国で植民地をつくったのは植民地資本主義だという
それぞれ自分で思うことはありますが、書くのはやめておきます。
浅田さんは作家だから、時代検証をするためにいろいろな書物を
読まないと時代小説は書けない、ということですね。
2022-02-13 16:02
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0