第160回芥川賞受賞作 [読書]
文藝春秋に載っていた、第160回芥川賞受賞の2作品。
「ニムロッド」と「1R1分34秒」
自分にとっては、いずれも難解な作品でした。
特に「ニムロッド」は。
主人公:中本と友人:荷室に加え、田久保という女性が
登場しますが、聖書に出てくるバベルの塔や
駄目な飛行機コレクションがなぜ必要なのか・・、理解できない。
データセンターとかにあるサーバールームやそのメンテナンス、
ビットコインもわかるが、いったい何を言いたいのか
凡人には理解できない。
また、「1R1分34秒」もよくわからない。
駆け出しボクサーの日常や葛藤がつづられていますが
極端に言うと、何が面白いのかわからない、という感じです。
ともあれ、芥川賞は新人におくられる賞なので、
若い両作家に才能があるということなのでしょう。
これよりも、この本に載っていた
「韓国レーダー照射全真相」というのが面白い。
どこで得られた情報に基づいて書かれたのかわからないが
興味深く読んでしまいました。