「道頓堀川」 [読書]
宮本輝さんの、「道頓堀川」。
戦後からの昭和の時代の道頓堀界隈のものがたり。
自分にも近いが、宮本さんが生きてきた時代の話です。
道頓堀の匂いや飲み屋街の喧噪が聞こえてきそうです。
この話には、たくさんの男も女が出てきます。
主人公と思われる邦彦は学生だが、リバーという喫茶店が
舞台で、他に飲み屋とか賭けビリヤードの店で出てくる
いろいろな男と女の人生が語られています。
サラリーマンや公務員という職業が多くなっている現代の
人(読者)に対する宮本さんのメッセージかもしれない。
勤め人ではない生き方があるんだよ、というような。
自分は知らないが、”戦後は何でもあり”だったのかもしれない。
それが道頓堀という舞台で語られる。
男も女もいろいろ・・、
これは今でも同じかも。
これは4年くらい前にいった時の道頓堀川。
そして通称ひっかけ橋の戎橋。
すぐそばの宗右衛門町。
いいなあ大阪、は。