「水木しげるの戦場」 [お暇な方は・・]
終戦の日が近いから買ったわけではありませんが、
水木しげるさんの「水木しげるの戦場」。
有名な漫画家水木しげるさんの戦争体験を書いた本。
昔はTVでゲゲゲの鬼太郎を見たが、その頃
作者が戦争に行ってたなんて知らないで見ていました。
この本(漫画)は、日本に戻ってからの情報を交えて
想い出して書いたのだろうけれど、経験者ではないと書けない。
「レーモン河畔」や「KENDERE -カンデレ-」は、
水木さんが”土人”という今では差別用語とされる言葉に
していますが、その”土人”たちはいかに人間らしいか、
がつづられています。
カンデレは、”同族”というような意味らしいのですが、
何かで仲良くなると、戦争に来た外人(日本人)も同族に
なって一緒に暮らしたり、結婚できたようです。
ラバウルは、現在の地図でいうと、パプアニューギニアにある
ニューブリテン島の端っこですが、日本人には有名なところです。
この前読んだ、浅田次郎さんの「あやし うらめし あな かなし」
にもラバウルで死んだ人の話もでてきます。
そして、ラバウル小唄という歌もありますし、戦中の話でよく出てきます。
自分の学生時代、昼は安保ハンターイ!なんて言いながら
夜には飲んで「ラバウル小唄」を歌うなんて
どう考えても辻褄が合わない。
それも、戦争と同じくらい過去のこととなってしまいました・・。
さて、「ゲゲゲの鬼太郎」や「ラバウル小唄」の楽譜を出してきて
ギターでも弾くことにするか。