久遠寺の階段 [お暇な方は・・]
今日の昼のNHKニュースを見ていたら、身延山久遠寺の
階段を登るどこかの高校生の様子が出ていました。
そういえば、今年の5月ここに行って階段を登りました。
287段で、標高差が104mだとか。
下から見ると。
まあ、ちょっとは大変かなあと思いながら歩くと、
半分もしないうちに、息はぜーぜー、足はがくがく。
さっき年寄りが登っていったので、
年寄りに負けるわけにはいかないと思い、必死に登りました。
(その時は、不整脈持ちの自分も年寄りの部類だなんて、
すっかり忘れていました)
何といっても階段の1段1段が高い。
単純に標高差を287段で割ると、一段当たり36.2cm。
登っていてもその高さが実感できます。
太ももに負担がかかっているのがわかるのです。
4回くらい休んで、本堂のあるところに到達。
上から見るとこんな感じですが、高さ感とか
登るのが大変というのは、この写真からはわかりません。
国土地理院の地図で標高も見れます。
+印のところが本堂のある階段を登りきったところで、
左下に標高370.4mと出ています。
階段の下あたりの標高を別画面でみると、281.3mとかと出るので、
(370.4-281.3)÷287= 31cm
まあ、平均31cmの高さの階段ということになります。
ここの階段よりきついのは経験したことがない。
上野駅14,15番線からの70段くらいの階段も、
相馬中村神社の急階段も、
富士吉田の忠霊塔の階段も、
金毘羅山の長い階段も、
塩竃神社の急階段も、
山寺の階段も、
こことは比べようもない。
ボクはかわいい! [孫]
今年も残すところ明日一日。
しばし、ブログの更新をサボっていしまいました。
金曜から娘と孫が来ていたので、そのせいにしておきます。
今日帰っていったので、静けさは戻ったのですが
元日には孫一家が来て、また大騒ぎ。
孫も1歳になり、いよいよ楽しくなってきました。
私の胡坐にすっぽり入り、ボクはご機嫌。
なんか自分が子供の時の顔に似てるなあ、
なんて、ホントにジジバカです。
「青線」 [読書]
八木澤高明さんという方が書いた「青線」。
全国各地にある、又はあった青線を探訪した本です。
青線とは、過去に合法とされた時代に存在した「赤線」に対し、
ウラで商売をしていたところなのだそうです。
赤線は、1958年だかに出た売春防止法によって
表面上はなくなったが、現在でも入浴や料亭という名目で
続いているので、昔の「赤線」は「青線」化したのではとも思われる。
この本は、全国にあるそういう場所を歴史的にも調べ、
その名残なども交えてつづられています。
まだすべて読んでいませんが、今でも有名な風俗の場所に限らず
割と小さな町にも、そういう場所は存在したようだ。
そして、庶民に限らず、政治家や著名人も、接待ということで
「色街」のお世話になった人は多いかもしれない。
「破門」 [読書]
「後妻業」を書いた黒川博行さんの
直木賞受賞作品 「破門」
この本は痛快な娯楽本です。
とにかく面白い。
大阪を舞台に、ヤクザと女とカネをめぐる小説。
「後妻業」にも出てくる、イカサマ警察官も登場し、
映画製作にまつわる詐欺とカネをめぐって、
主人公たる二宮、いや主人公は桑原なのだが
面白く話は進んでいく。
エンディングは予想通りの「破門」となるが
文庫本で600ページ近い長編小説でも
読む人を飽きさせない。
マルボーもケーサツもこんなもんかと思う。
高田郁さんの、「あきない世傳 金と銀」のシリーズも
大阪が舞台だが、大阪モノは面白い。
「あきない世傳 金と銀」の発刊が遅れているようだが
待ち遠しい。
夜明けの風景 [埼玉]
本格的に寒くなってきて、空気も澄んできました。
快晴の天気予報が出てたので、昨日の早朝
荒川の土手まで行ってきました。
富士山がきれい。
山梨側からは見えない宝永火口が、左側に見えます。
日の出直前、東側を見ると、山が見えない。
やっぱり関東平野だ。
地平線という感じです。
煙突は上尾市の西貝塚ゴミ処理場。
そして太陽が昇り始めると、
太陽が旭日旗のように見えます。
大相撲の体質 [お暇な方は・・]
暴力沙汰が表に出て、引退が承認された貴ノ岩。
日馬富士からの暴力の被害者でもあり、今回は加害者。
力士個人は自分がしたことがバレた、くらいのことかもしれない。
相撲協会がいくら暴力根絶とか言っても全く説得力がない。
昔から、土俵には金が埋まってるだの言って、田舎の体の
大きな中学生を集めて力士にしていた大相撲。
シゴキに耐えかねて、親元に帰った子供は数知れず、
脱走するとさらにシゴキ、木刀はダメで竹刀はいい、とか。
昔からそうやってきた世界なのです。
それを今更カッコつけて暴力はいけない、なんていうから
辻褄が合わなくなるのです。
それに八百長、親方株の不透明さなどをみると、
大相撲はスポーツではなく、エンターテイメントとして
興行すべきであることがわかります。
辞めた貴乃花親方も自分だけ正義の味方のような顔を
しているから、今回の不祥事には口をはさめないのです。
一連のモンゴル力士たちもカネ儲けできたろうし、
モンゴル力士によって相撲協会の親方たちもカネ儲け
しろうから、もうこのあたりでガイジン力士禁止にして
日本人だけの相撲にしたらどうだろうか。
もちろん、八百長あり、反則ありのエンタテイメント興行。
地方巡業でやっている、初っ切りなんてとても面白い。
昔は、大名がお抱え力士をもっていて、見世物に
していたくらいだから、これからは力士は企業に所属する
なんてのはどうだろうか?
相撲リーグ、略してSMリーグなんていうと、
勘違いする人が出るかもしれない。
孫が来た [孫]
昨日から孫が来ていて、
今日の午後はご機嫌で、絵本にテレビにご満悦。
ついでに、動く車にも興味津々。
しまいには、バッグを肩に、「ボク、家出するよ」
なんて言うわけがない・・。
ヒマな話につきあっていただいて有難うございます。
山谷訪問記 [お暇な方は・・]
ずーっと、一度は行きたいと思っていた山谷。
その昔、岡林信康が歌った「山谷ブルース」。
弾き語りで歌うことがあっても、行ったことはなかったのです。
先日思い切って行ってみました。
南千住駅を降りて、泪橋交差点を通過。
まずは何と言っても簡易宿泊所。
今では死に語になっている「カラーテレビ」、完備。
それに住人の自転車が道路にあふれています。
一部の場所には、昼から酒を飲んでいる人たちがたむろしています。
落ちてきそうなエアコン室外機。
玄関に入ると、たくさんの郵便受けが見えます。
でも最近は、ワンルームマンションになったり
ガイジン向け、格安ホテル?に業態変更したところもあるようだ。
一度は訪問してもいいところかもしれないが、
夜は怖そうだし、また行きたいとは思わないなあ。
「蛍川」 [読書]
宮本輝さんの「蛍川」。
短編が2つ載っているこの本。
もう1つは、「泥の河」。
こちらが先に載っていたので、先に読みました。
この、「泥の河」は1977年に太宰治賞を受賞したようです。
その後映画化もされたようです。
大阪の土佐堀川とか大川、堂島川が注ぐ大阪湾近くが舞台。
戦後それほど経ってない風景や匂いの描写がすごい。
着ていた服や食べ物、昭和30年代前半は日本みんなこんなもんだった。
読んですぐ引き込まれてしまいました。
映画も見てみたいと思いました。
そして、「蛍川」。
こちらも昭和30年代の富山が舞台。
数奇な経歴をもつ一家が落ちぶれていくが、
こんな話は戦後たくさんあったに違いない。
大雪の後に現れる蛍の大軍を求めて、彷徨う様子。
最後はよくわからないが、なんとも素晴らしい描写です。
自分より年上だが、そんなに違わない宮本さん。
宮本さんの小さい頃の経験も入っているはずです。
昔に戻りたいとは思いませんが、
テレビも電話もインターネットもなかった時代。
下駄もあったし、水がめとひしゃく、ツギハギのある
服や靴下。遊びは、海や川や山だったし、
チャンバラには適当な木を使い、遊ぶのは
単純なモノだった。
子供が垣間見るオトナの世界がこれらの本に
書かれていますが、自分が小さかった時のことを
ふと想い出したりします。