「ある晴れた日に、墓じまい」 [読書]
いとうあさこさんじゃなく、堀川アサコさんという方が書いた
「ある晴れた日に、墓じまい」
感動するとかワクワクするとかいう本ではありませんが、
まあそこそこ面白い本、というところか。
墓じまい、という現在では避けられない題材に向かい
正直に生きていく正美の姿は参考になるかもしれません。
登場する人もワケありだったりして、リアルさが表現されています。
今読んでいる宮本輝さんの「夢見通りの人々」にも
いろんなワケありな人が出てきます。
宮本輝さんの、泥の河、真夏の犬、いのちの姿、道頓堀川、
などの本でもそうだが、いろんな人が出てきます。
ということは、ワケありな人はどこにでもいるということで、
裏を返せば、「自分は普通だ」なんて思うのは間違い、
ということにもなります。
うちの近所の家をモチーフに、自分でも小説2つや3つ
書けるような気がしてきました。